バターの種類・違いを知ればフィナンシェがもっと美味しくなる!風味豊かなお菓子作りの秘訣
1. フィナンシェとは?その魅力と基本材料
「フィナンシェってどんなお菓子?」「美味しいフィナンシェを作るにはどうすればいいの?」と思っている方も多いのではないでしょうか。
フィナンシェはフランスで生まれた焼き菓子の一種で、金塊を模した長方形の形から「金融家(フィナンシエ=financier)」という名が付いたと言われています。外側はこんがりと香ばしく、内側はふんわり・しっとりと焼き上げるのが特徴。
1-1. フィナンシェの基本材料
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バター
しっかりとした風味を与え、焼き上がりの香ばしさを左右する重要な材料。 -
アーモンドプードル
アーモンドのコクと香りがフィナンシェのベースとなり、生地にしっとり感を与えてくれます。 -
砂糖
甘みを出すだけでなく、生地の食感にも影響。上白糖やグラニュー糖、粉糖など選ぶ砂糖によって口あたりが変わります。 -
小麦粉
薄力粉を用いることで、軽やかで口どけの良い生地が作りやすくなります。 -
はちみつ
風味としっとり感を高めるアクセント。生地にツヤを与え、甘さに奥行きをもたらします。 -
焦がしバター
バターを熱して香りを立たせた「焦がしバター」は、フィナンシェ特有の香ばしさやコクをプラス。バターを用いた焼き菓子には欠かせないテクニックです。
このように、シンプルな材料ながらも、バターやアーモンドプードルの質や鮮度で味が劇的に変わるのがフィナンシェの面白いところ。とりわけ「バターの選び方」は、風味を大きく左右するために重要なポイントとなります。
1-2. 焼き菓子Takaのこだわり
焼き菓子Takaでは、フィナンシェの外側のカリッと感と中のふんわり感を際立たせるため、深さ2cmの焼き型を使用。これにより生地に厚みを持たせられ、焼き上がりの香りやしっとり感が一段と引き立ちます。加えて、たっぷりのバターを惜しみなく使うことで、口に含んだ瞬間広がるバターの上品な香りと、アーモンドの味わいを堪能できるのです。
2. バターの種類を知ろう!フィナンシェが変わるバターの世界
お菓子作り、とりわけフィナンシェのように「バターが命」ともいえる焼き菓子を作る上で、バターの種類や特徴を理解することは欠かせません。ここでは主な3つのバター「無塩バター」「有塩バター」「発酵バター」の違いと特徴を整理してみましょう。
2-1. 無塩バター
- 特徴:塩分が含まれておらず、バター本来のクリーミーな味わいをストレートに楽しめる。
- 使い方:お菓子作り全般に最適。塩分が入っていない分、レシピの味付けや甘さの調整がしやすい。
- 注意点:無塩とはいえ、メーカーや銘柄によって風味や乳脂肪分が多少異なるため、仕上がりに差が出ることも。
2-2. 有塩バター
- 特徴:塩分が含まれており、バター自体の味に塩味が加わる。
- 使い方:パンに塗ったり、パスタや炒め物などの料理に使うのが一般的。手軽に風味をプラスできる。
- 注意点:お菓子作りで使うと塩味が際立ちすぎる場合があるので、使用量やレシピの組み合わせに注意。
2-3. 発酵バター
- 特徴:クリームを乳酸菌で発酵させてからバターにしたもので、独特の芳醇な香りと軽い酸味が魅力。
- 代表例:エシレバター、カルピスバターなど。日本国内でも発酵バターの人気は高まっており、スーパーやネット通販でも気軽に手に入るようになってきた。
- 使い方:クッキーやフィナンシェなど、バターの風味を存分に活かしたい焼き菓子にぴったり。また、トーストに塗るだけでもリッチな香りが楽しめる。
- 注意点:価格は一般的な無塩バターよりやや高め。香りが独特なので、材料とのバランスを考えて使用すると良い。
3. フィナンシェにおすすめのバターは?
フィナンシェを作るにあたって、結論から言えば**「無塩バター」または「発酵バター」が向いています。塩分が入っていると、お菓子全体の味のバランスが崩れやすいため、有塩バターを使うレシピは少数派。バター単体で塩気を楽しむのではなく、あくまで素材そのものの甘みや香りを際立たせる**ことがフィナンシェ作りのポイントです。
3-1. 発酵バターを使うメリット
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芳醇な香り
発酵バター特有の風味が、生地を焼き上げたときに一層引き立つ。 -
コクの深さ
ほのかな酸味が甘みを引き立て、フィナンシェに奥行きのある味わいをもたらす。 -
プロの味に近づく
パティスリーや専門店では発酵バターをメインに使うことが多い。特別な日や本格的な仕上がりを求めるなら、まず発酵バターを試してみよう。
3-2. 国産バターも侮れない
輸入品の高級発酵バターだけでなく、国産バターにも良質なものが数多くあります。たとえばよつ葉バターや明治バターなどは、比較的手に入りやすく、価格も手ごろ。国産バターの場合、日本人の口に合わせたまろやかな味わいが特徴なので、初めてフィナンシェに挑戦する人にとっては扱いやすいでしょう。
3-3. 鮮度が命
バターは鮮度が落ちると風味が損なわれやすく、酸化すると独特のニオイが出てしまうことも。フィナンシェのようにバターの香りが命の焼き菓子では、バターの保管状態が仕上がりを大きく左右します。
- 冷蔵保存:開封したらできるだけ早めに使い切る。
- 冷凍保存:大量に使わない場合は、小分けにして冷凍しておくと鮮度を保ちやすい。
- 避けたい環境:直射日光や高温多湿は風味劣化の原因。
4. フィナンシェを美味しく仕上げるコツ
バター選びのほかにも、フィナンシェを格段に美味しくするポイントはいくつかあります。ここでは、簡単に取り入れられるコツをいくつか紹介します。
4-1. 焦がしバターを丁寧に作る
フィナンシェと言えば外せないのが「焦がしバター」。
- 作り方:小鍋にバターを入れて中火にかけ、泡が立ってきたら弱火にし、色づくまで加熱。焦げすぎる直前で火を止め、茶色い液体と香ばしい香りが立てば成功です。
- 注意点:焦がしバターは香りを高めるためのテクニックですが、焦がしすぎると苦味や焦げ臭さが強く出てしまうので、目を離さず火加減を調整。
4-2. アーモンドプードルの質も重要
アーモンドプードルの産地や製法によっても、フィナンシェの味わいは大きく変わります。たとえばシチリア産アーモンドは香りが強く、濃厚なコクが特徴。よりリッチな風味を楽しみたいなら、産地にこだわってみるのもひとつの方法です。
4-3. しっかり休ませる
フィナンシェは、生地を混ぜたらすぐに焼くのではなく、冷蔵庫で数時間〜一晩寝かせるのが良いとされています。こうすることで、材料同士がなじみ、焼き上がりの食感が均一に。また、焦がしバターの香りが生地にしっかり移り、深いコクが生まれます。
4-4. 2cm深さの焼き型を使う
焼き菓子Takaのように、2cmほどの深めの型を使うと、生地の厚みにより外側と内側の食感のメリハリがしっかり出せます。通常の薄い型だと中までしっかり火が通りすぎてややパサつくこともあるため、深めの型を使うのは一手間かかりますが、その分焼き上がりが格別に仕上がります。
5. バター選びから始める!フィナンシェ作りステップバイステップ
ここでは、実際のフィナンシェ作りの手順を簡単にまとめてみます。バターの扱い方やちょっとしたコツを意識しながら、ぜひ挑戦してみてください。
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材料を準備する
- 薄力粉、アーモンドプードル、砂糖、はちみつ、卵白、そして無塩バターまたは発酵バター。
- 全ての材料を計量し、室温に戻すものは戻しておく。
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バターを焦がす
- 小鍋でバターを加熱し、ナッツのような香りと黄金色に染まるまで焦がす。加熱しすぎないよう注意!
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粉類を混ぜる
- 薄力粉やアーモンドプードル、砂糖をボウルに入れ、ダマにならないよう軽く混ぜ合わせる。
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卵白やはちみつを加える
- 別容器で卵白やはちみつを合わせ、先ほどの粉類に加えながら混ぜる。
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焦がしバターを加える
- 温かい焦がしバターを少しずつ加え、全体をなじませていく。この段階で生地の香りがぐっとリッチに。
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生地を休ませる
- 冷蔵庫で最低でも2〜3時間、できれば一晩寝かせる。
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型に流し込み、オーブンで焼く
- 予熱したオーブンで適温・適切な時間焼き上げる。焼き時間はレシピによって異なるが、目安は170〜180℃で15〜20分ほど。
- 深めの型の場合はやや時間がかかるので、焦げ防止に途中でアルミホイルをかぶせるなどの工夫を。
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焼き上がったらしっかり冷ます
- 焼きたては型離れが悪い場合があるので、あまり急いで型から外さないこと。粗熱が取れてから外し、さらに余熱をとばしてしっとり落ち着かせると美味しい。
6. フィナンシェをより楽しむアレンジ方法
バターや素材にこだわったシンプルなプレーンタイプのフィナンシェだけでも十分に美味しいですが、アレンジを加えることでさらに楽しみ方が広がります。
6-1. チョコレートやココアを加える
- チョコレートチップやココアパウダーを生地に混ぜると、ほんのりビターな大人味に。
- 仕上げにチョコレートをコーティングして、さらにリッチな風味をプラスするのも◎。
6-2. 抹茶やほうじ茶をプラス
- 日本のお茶系フレーバーを合わせると、和風のテイストが新鮮。
- 焦がしバターと抹茶のほろ苦さが相性抜群なので、おもてなし用のお菓子にアレンジしても。
6-3. 果物やナッツをトッピング
- 焼く前にスライスアーモンドやくるみを散らせたり、ドライフルーツをトッピングすると食感に変化が。
- 焼き上がりの見た目も華やかになり、ギフトやパーティーシーンでも映えます。
7. まとめ:バター選びが生むフィナンシェの奥深い世界
フィナンシェは見た目も可愛らしく、香りや風味の奥行きを楽しめるフランス生まれの焼き菓子です。その美味しさの鍵を握るのが、何と言ってもバターの選び方。無塩バターや発酵バターといったバリエーションを理解し、それぞれの特徴を活かした焦がしバターづくりに挑戦するだけで、フィナンシェの仕上がりは格段にレベルアップします。
- 外はカリッと、中はしっとりの食感を生み出すコツは「深めの型」と「適度な休ませ時間」。
- 国産バターから高級輸入バターまで、自分の好みやレシピに合わせてチョイス。
- 焦がしバターとアーモンドプードルが醸し出すリッチな風味をぜひ堪能してみてください。
次回の焼き菓子作りでは、バター選びからこだわって、ワンランク上のフィナンシェにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。香り高い発酵バターや質の良いアーモンドプードルを使って、金塊のように贅沢な焼き上がりを楽しんでください。
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